予防する目的で様々な病気へのかかり易さが指摘されることがあります。それが遺伝子として解明されている場合には先手を打って、その病変の好発部位(起こりやすい場所)を切除するとか、病変にまでは至っていないけれど、それを引き起こす細菌がいるときには抗生剤で除菌するとか……対処の方法が存在する場合もあります。
最近、精神科の領域でも、予防を行うためであったり、発症後に早めに対処する目的で、ある病気へ移行し易い状態(その病気の前段階)に関する研究が増えてきました。
今回みるのは統合失調症に関するもので、題名は次のようになっております。