Kindle版のまんがエッセイです。
双極性障害の診断を受けている著者が「死にたい気持ち」との付き合い方を、小学生から30代の現在まで、時期ごとに描いています。
内容としては「希死念慮さん」との日常なので、明るく楽しい気持ちになるというものではありませんが、なんとなく慰められます。
例えば、感想として
ああ、この人も毎日「反省会」やってるんだ。でも、この人の自分の責め方尋常じゃない……。
等と感じながら、表現が意外で面白いので、一気に読んでしまいます。
雰囲気自体は明るく、軽いトーンですすんでいくので、心の奥底の部分にふれながら、決して暗くなり過ぎずに、マンガとして楽しめます。
自分の「死にたい気持ち」=「希死念慮さん」との付き合いに疲れた時に、傷をえぐられながらも、不思議とホッとできる本です。
毎日じゃなくてもこの気持ちとなじみのある方に、一読をオススメしたいと思いました。