運動した方が健康に良いよね?
そんなことは言われなくても……。
でも、やっぱり今回ご紹介するような論文が出ると気になってしまいます。
40代後半から50代の運動量がそのまま寿命を左右するかもしれません。
中年期の有酸素運動(循環器・呼吸器を優位に使用する運動)と長期の死亡危険率
46年間の追跡調査
結果ですが、運動レベルを上・中・下で分けたとき、最も運動レベルが下位のグループを基準としたとき、少しそれよりも運動している中の下くらいだと2.1年、もう少し運動している中の上だと2.9年、さらにもっと運動して運動量の上位グループに入ると4.9年寿命が延びることが分かりました。
グラフを目で見てみると、運動していない人としている人の線が大きく異なる曲線を描いていて、「あなたはどっちの人生を選びますか?」と尋ねられているような気がします。
「太く短い人生を!」と言って虚勢をはりたいところですが、運動しないことが別の面で充実した人生を保証する理由もなく、だんだんと理論的には運動をしない言い訳がない状態に追いやられています。
少しずつ涼しくなってきましたし、ちょっとだけでも運動しなければ、という気持ちになりそうな論文でした。