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マンガでやさしくわかるアドラー心理学 岩井俊憲著


表紙に書かれている一文

「人間は自分の運命の主人公である」

は勇気づけの心理学の創始者として有名なアドラーらしい言葉です。

アドラー心理学は一時期非常に流行したので、なんとなく聞いたことがある方が多いと思います。

本文中でアドラー心理学は以下のようにまとめられています。

(1)自分を主人公とする(自己決定性)

(2)人間の行動には目的がある(目的論)

(3)人は心も体も一つである(全体論)

(4)誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている(認知論)

(5)すべての行動には相手役がいる(対人関係論)

そして、困難を乗り越える活力を与えるために、称賛や共感とは異なる「勇気づけ」という技法を大切にしています。

この本の特徴としては、「まえがき」にもふれられているように

・アドラー心理学の全体像がつかめる

・アドラー心理学の実践部分が分かる

ということがあります。

マンガの内容は、小さなアドラーの霊が出てきたところからついて行くことができず、最後まで腑に落ちない展開でしたが、このあたりは人により好き嫌いが分かれるものと思われます。

特に他の本で全体像が掴みにくかった方には、簡易な言い回しで、アドラー心理学の主要な部分がすっきりまとめられており、おすすめです。

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