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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

うつ病に食事の改善が有効である


昨日は、うつ病に対する地中海式ダイエットの効果についてお伝えしました。


今回は、広く栄養指導を行って食事内容を改善した場合の、うつ病の改善を調べた研究をご紹介します。


A randomised controlled trial of dietary improvement for adults with major depression (the ‘SMILES’ trial)

うつ病の成人に対する食事改善のランダム化試験


中等度から重度のうつ病に罹患している67人が研究に参加しました。そのうち、55人は薬物療法や心理療法等を同時に受けていました。


7回の訪問を行い、栄養指導を行う場合と、比較対象としてのソーシャルサポートを行う場合とで、うつ病尺度(MADRS)の改善を比較しました。


結果として、以下の内容が示されました。


・栄養指導を行った場合のほうが、うつ病尺度での改善が大きくなっていました(統計量で違いを示すとCohen’s d = –1.16)。


・寛解をうつ病尺度(MADRS)の10点未満と定義すると栄養指導32.3% vs ソーシャルサポート8.0%となっていました。


要点:『うつ病に対する治療に栄養指導を追加すると改善が促進されるかもしれない』


うつ病の療養に栄養面での助言を追加することが有効である可能性が考えられました。


もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

rTMS治療:

YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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