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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

アメリカで統合失調症と双極性障害の新しい薬剤(オランザピンとの合剤)が認可


現在日本でも広く使用されている“オランザピン(商品名:ジプレキサ)”は統合失調症や双極性障害(躁うつ病)における効果で高い評価を受けていますが、体重増加が多いなど副作用も問題も指摘されています。


今回、オランザピンと体重増加が少ない薬剤である“サミドルファン”を組み合わせた薬剤がアメリカで認可されたのでご紹介します。


アルケルメスが、統合失調症と双極性障害Ⅰ型の治療薬である“リバルヴィ”の(FDAによる)認可を発表


FDA(アメリカの食品や薬品の管理を行っている機関)による“リバルヴィ(オランザピン+サミドルファン)”の認可は、27の臨床試験(そのうち18はリバルヴィ、9はサミドルファンのみに関するもの)に基づいており、この結果により有効性と安全性が確認できたとしています。


上記のオランザピンの弱点をサミドルファンとの合剤にすることで軽減し、より副作用の出現しにくいことが期待されます。


初めての治療薬選択に加えて、現在オランザピンで治療されていて、効果はあるけれども体重の増加が気になる場合等にも大きな選択肢となると思われました。

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