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ダイエット・ピルや下剤の使用と摂食障害


拒食や過食の際、体重コントロールの方法として下剤や利尿剤が乱用される場合があります。


体内の電解質バランスが崩れ、体調不良や痙攣・心臓発作等の原因になり、顕著な場合には生命に危険があります。


今回は、様々なしくみで働くダイエット・ピルと言われるものや下剤の使用と摂食障害との関連について調べた研究をご紹介します。


ダイエット・ピルや下剤の使用と摂食障害との関連について


アメリカにおける研究で、10,058人の女性が調査の対象となりました。


2001年から2016年に渡る調査で、ダイエット・ピルや下剤の使用が認められる場合とそうでない場合とで摂食障害の発症リスクが比較されました。


結果として、摂食障害の発症リスクが、ダイエット・ピルの使用では5.6倍、下剤の使用では6.0倍に上昇することが示されました。


カロリー制限や運動等による体重コントロールのみではなく、薬物を用いた方法も行うことが摂食障害の危険性を知らせていることがあります。


その後の経過について注意しながら見守るか、その時点でなんらかの援助を検討したほうが良い場合もあり得ると思われました。


#摂食障害

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