スマートフォン等の携帯端末から離れたり、接続できなくなったりすることに対する不安や恐怖について、“ノモフォビア(携帯依存症)”という言葉が使われることがあります。
今回は、ノモフォビアと不眠との関連について調べようとした研究をご紹介します。
ノモフォビア(携帯依存症)に関連する不眠、眠気、睡眠衛生
327人の大学生(平均19.7歳)が研究の対象となりました。
ノモフォビア( Nomophobia Questionnaire: NMP-Q)、眠気(the Epworth Sleepiness Scale: ESS), 睡眠の質(the Pittsburgh Sleep Quality Index)等について、調査が行われました。
結果として、以下の内容が示されました。
①89.4%の学生が、中等度~重度のノモフォビアでした。
②ノモフォビアの程度と昼間の眠気、無気力、夜間の良眠を阻害する行動(長い昼寝、ベッドを睡眠以外の目的に使用、睡眠時の反芻する思考等)が関連していました。
つまり、特に若い世代にはノモフォビアと表現されるような携帯への依存状態が拡大しており、不眠を招く事象と多くの点で関連している、と言えそうです。
しかし、ノモフォビアがあった時にいきなり携帯を喪失してしまうと高度の不安が予測されるため、対応は慎重に行う必要があると思われました。
#不眠 #ノモフォビア
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