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パンデミック中の仮想授業とその後の不登校

◎要約:『パンデミック中に保育園における仮想授業の割合が多かった場合には、その後の不登校が多くなった傾向があるかもしれない』





今回は、アメリカにおいて近年認められる不登校に、COVID-19によるパンデミック期間中に保育園で行われていた仮想授業が関連しているかを調べた研究をご紹介します。


保育園における仮想授業とCOVID-19によるパンデミック後の不登校

Virtual Learning in Kindergarten Through Grade 12 During the COVID-19 Pandemic and Chronic Absenteeism


アメリカにある11,017の校区を対象として、保育園で行われた仮想授業とその後の不登校の発生率を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・不登校の割合は2018-2019年の15.9%から2021-2022年の29.4%に増加していました。


・パンデミック期間中に100%仮想授業だった場合では、100%対面授業だった場合に比較すると6.9%その後の不登校が多くなっていました。


・不登校の発生率増加は貧困が認められる地域で、特に顕著となっていました。




因果関係があるのかは不明ですが、介在(あるいは随伴)する要素も含めて、対面から仮想授業となることの影響が長期に及ぶ可能性を示していました。

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