糖質や脂質が多い食事 high-fat/high-sugar diet(以下、HFHSと表記)の長期摂取は、循環器疾患や代謝疾患に大きな影響を与えることが指摘されています。
今回は、短期間のHFHS摂取で、睡眠時の脳波変化等の微細な内容までを含んで、どのような影響があるのか調べた研究をご紹介します。
Exposure to a more unhealthy diet impacts sleep microstructure during normal sleep and recovery sleep: A randomized trial
15人の健常な若年者が対象となりました。
カロリーが同じの、HFHSまたは、通常の食事を摂取し、睡眠の内容を評価しました。
結果として、以下の内容が示されました。
・全体の睡眠時間は、食事によって変わりませんでした。
・1週間の食事の変化で、睡眠の全体的な構造は変わりませんでした。
・微細な構造については、HFHSでデルタ波・徐派の振幅が減少し、アルファ/シータ波が深い睡眠相でも増加していました。
要約:『短期間の摂取でも、高脂質・高糖質の食事は睡眠の微細構造に変化をもたらす可能性がある』
長期間の食事内容の変化で、さらに睡眠の質が変化する可能性も考えられました。
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