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不安障害に対する携帯アプリによる認知行動療法の効果

◎要約:『不安障害に対して、携帯のアプリケーションソフトによる認知行動療法が有効かもしれない』





今回は、不安障害に対して携帯を介した認知行動療法の効果を調べた研究をご紹介します。


不安障害のある若年成人に対する携帯のアプリケーションによる心理療法の効果

Efficacy of a Mobile App-Based Intervention for Young Adults With Anxiety Disorders

A Randomized Clinical Trial


アメリカにおける研究で18~25歳の不安障害のある51人(平均23.1歳、78%女性)が対象となりました。


プログラムの効果を不安の尺度 the Hamilton Anxiety Rating Scale (HAM-A)等を用いて検討しています。


結果として、以下の内容が示されました。


・プログラムの前後で不安の症状は軽減し、12週後でも状態は維持されていました。


・動機づけの仕方(loss-framed:「~しないと~になりますよ」、gain-framed:

「~すると~できますよ」等)による違いは明らかではありませんでした。




インセンティブのあり方による違いは明らかではありませんでしたが、全体として携帯のアプリケーションソフトが不安の軽減に有効であるという内容でした。

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