同じ麻の抽出物でも精神作用の大きな依存が懸念される物質(THC)と異なり、ほとんど高精神作用がなく、安全とされている物質(CBD)があります。
今回は、大麻(THC)の依存にこのCBDが有効ではないかという内容の論文をご紹介します。
大麻依存障害に対するカンナビジオール(CBD)の効果
いくつかの段階があり、それぞれの段階で参加者や振り分けが異なりますが、最初は大麻の使用障害がある48人が対象となり、偽薬、CBD200mg、400mg、800mgのグループに分けて効果を確認しました。
効果の確認は大麻を使用した際に出現する尿中を物質を使って、どれくらい大麻の使用が減少できたかを測定しました。
結果として、最初の段階で200mgの使用では効果がないことが分かりましたが、次の段階以降、CBD400mgと800mgは両方とも、大麻の使用を軽減できることが分かりました。
薬物依存の中でも、代替物やストレス軽減のための薬物療法的対処が少ないと言われてきた大麻使用障害ですが、安全な物質で対処可能な選択肢ができるならば、メリットが大きいと思われました。
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