医療従事者(特に看護師)の自殺が一般人口よりも多いのではないかという指摘があります。
今回はアメリカのデータで、看護師と医師の自殺率を調べた研究をご紹介します。
看護師と医師の自殺リスク
アメリカのthe National Violent Death Reporting System という資料(2007~2018年)で、看護師の自殺が2374人、医師が857人、一般人口では156,141人(30歳以上)でした。
2017~2018年の10万人あたりの割合で言うと、
(女性) 看護師17.1 医師10.1 一般8.6
(男性) 看護師31.1 医師31.5 一般32.6
特に女性看護師で、一般との差(一般8.6⇒看護17.1)が大きくなっています。
我が国における正確な実態は分かりませんが、看護職の負担軽減に、今後意識的な努力が必要であると感じます。
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