うつ病に対して睡眠制限(sleep deprivation)などの生活リズムに対する介入が有効である場合があると指摘されてきました。
今回は、双極性障害の通常の治療に、複数の生活リズム調整(睡眠制限 sleep deprivation、睡眠相の前倒し sleep phase advance、光線療法 bright light)を加えた場合の効果を調べた研究をご紹介します。
Rapid and Sustained Antidepressant Response with Sleep Deprivation and Chronotherapy in Bipolar Disorder
双極性障害に罹患した49人を、通常の治療のみか、生活リズム調整を加えた場合に分けて、効果を比較しました。
結果として、生活リズム調整を加えた場合には48時間以内に、うつ症状の軽減が通常の治療だけよりも明らかに大きく現れていました。
要約:『双極性障害の治療に生活リズム調整を加えた場合には、より早く大きなうつ症状の軽減が認められる可能性がある』
通常の薬物療法の気分に対する効果は2週間以上かかる場合が多く、速やかな効果を認める点で有利な補助的治療であると思われました。
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rTMS治療:
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