近年、摂食障害に罹患する年代の若年化が指摘されています。
今回は、児童思春期の年代の摂食障害について、複数の論文の結果をまとめた分析(メタ・アナリシス)をご紹介します。
Global Proportion of Disordered Eating in Children and Adolescents
A Systematic Review and Meta-analysis
世界各地(16か国)からの32本の研究(6~18歳、63,181人の対象者)が分析に含まれました。
結果として、以下の内容が示されました。
・対象となった年代の集団のうち、22.36%が摂食障害の症状を訴えていました。
・女性の方が摂食障害の報告が多くなっていました(女性30.3%、男性16.98%)。
・対象年代の中で、年齢が高いほど、体格指数(BMI)が大きいほど、摂食障害の割合が増えていました。
要約:『児童思春期の年代で摂食障害の症状を示す割合は全体で2割、女性で3割にのぼっている可能性がある』
うつ病(状態)や不安障害とともに頻度の高い精神疾患として、若い年代におけるスクリーニングの対象とする必要性を感じました。
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