片頭痛の治療には薬物療法の他、認知行動療法やマインドフルネス等の心理療法、様々な身体運動が有効であると言われています。
今回は、様々な強度の運動を比較して、どのような運動が片頭痛に有効なのかを調べた分析結果(メタ・アナリシス)をご紹介します。
What is the efficacy of aerobic exercise versus strength training in the treatment of migraine? A systematic review and network meta-analysis of clinical trials
片頭痛の治療において、有酸素運動と筋力トレーニングのどちらが有効か?
片頭痛に対する運動の効果について比較した21本の研究(1,195人の参加者、平均35歳)が分析に含まれました。
筋力トレーニングと有酸素運動(高強度、中強度)、薬物療法(トピラマート、アミトリプチリン)を1ヶ月あたりの片頭痛発作の回数変化で比較しました。
結果として、筋力トレーニング-3.55、高強度の有酸素運動-3.13、中強度の有酸素運動-2.18、薬物療法(トピラマート)-0.98、アミトリプチリン+3.82となっていました。
要約:『片頭痛に対する運動で、比較的効果が高いのは筋力トレーニングである』
強度の高い運動をするほうが、片頭痛の回数を減らす上で有効であるようです。
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