<訪問診療対応>
診療時間
月・金(午前のみ)火水土(午前・午後)
午前 10:00~14:00/午後 16:00~20:00
<休診>
木日祝 月・金曜午後(訪問診療)
※検査についてのご予約は電話でお願いします。
磁気刺激によるうつ病(うつ状態)の治療です。
一度のお試し・相談だけでも大丈夫です。ご興味がある方は電話で相談を受けております。または、問い合わせフォームから、メールアドレスか電話番号、件名に「rTMS相談希望」と記入し送信してください。当院から御連絡させて頂きます。
※一日に複数回(最大3回)のセッションを行う加速型rTMS(Accelerated rTMS)を開始しました。実施期間の短縮が可能です。
「不登校・ひきこもり講座」
※今年の12月で終了の予定です。
※録画配信のみとなりました。
内容: 不登校・ひきこもりの対応
主には不登校の保護者対応についての内容です。
rTMS治療
TMS治療
TMS therapy
rTMS紹介
磁気刺激によるうつ病治療
NHKクローズアップ現代での紹介(体験者の感想等)
当院で治療された方のの感想としては「頭がすっきりする感覚」と言われることが多いです。うつの時期に経験される重たい感覚がなくなる点に関して、このような表現がされるものと思われます。全体として、薬よりも効果が早いので効果の実感が強く感じられるようです。
1回のお試しや「まだするつもりはないけど、説明だけ聞いてみたい」等ご相談だけでも大丈夫です。ご希望の場合は、電話で相談ください。または、問い合わせフォームから、メールアドレスか電話番号、件名に「rTMS相談希望」と記入し送信してください。当院から御連絡させて頂きます。
※通常の方式でも、うつ症状の軽減などの効果を実感される方が多いのですが、最近の研究で集中的な実施方法で効果が高く、安全性も問題がないことが示されています。当院でも、一日に複数回(最大3回)のセッションを行う加速型rTMSを開始しました。実施期間の短縮が可能です。
研究『加速型rTMS: 治療抵抗性うつに対する治療の可能性』
rTMS治療(磁気刺激治療)とは
磁気によって脳を外部から刺激し、脳を活性化(皮質の興奮性が変化)することによって、うつ病(中等度以上のうつ状態)の改善を図る治療法です。欧米では他に、強迫性障害・軽度の認知症・統合失調症の幻聴・大人の発達障害(まだ証拠は少ない)等に対する効果が確認されています。副作用がほとんどなく(中断による反応として知られる依存による症状もなく)、有効性が薬物同等であると証明されており、以前から注目されている治療法です。
rTMS治療のメリット
・薬物療法が効きにくい患者さんでも効果が期待できる。
・欧米諸国ではすでに治療法として確立された副作用の少ない(依存のない)治療法である。
・薬物治療よりも早い効果が期待できる。
・認知機能の改善が期待できる。
rTMS治療のデメリット
・20~30回以上の施行が望ましいとされている。
・磁気刺激のときに音と軽い痛みがある。
・経済的な負担がある(下記の料金説明をご参照ください)。
寝椅子に座った状態で、頭(左背外側前頭前野という部位)に装置を当てて、磁気を発生させます。
1日に20分、寝椅子に横になっている間に外側から磁気を当てます(やっている途中は“カッカッカッ”と音がなります)。この間特に麻酔などは使用しないので、通常の意識がある状態です。
当院では1回ずつの実施が可能ですが、特に初期に集中して行わないと効果が低いと言われています。
保険適応も始っておりますが、薬物治療の効果のなかった場合限定で、入院環境のある施設で行う必要があります。当院では、副作用や安全性を考慮しながらも柔軟な対応を行うため自由診療での実施となります。
副作用として、上記の頭皮痛以外にけいれん(0.1%未満 抗うつ薬より少ないレベルです)、頭痛、肩こり、耳鳴り、一時的な聴力低下が知られています。
また、以下の場合には実施することができません。
・18歳未満 ・主治医の許可がない場合 ・けいれん発作を起こしたことがある ・ペースメーカー・クリップ等の金属製治療器が体内にある ・重い身体疾患がある(軽度の肝障害・腎障害では薬よりも負担が少ないです) ・妊娠中・授乳中の方 ・実施中に安静が保てない場合
通常の治療に比較し、経済的ご負担が生じますが、様々な治療の選択肢の中では早期の回復が望める有効性の高い治療法であると考えられます。
<料金説明>
1回(20分 従来と刺激回数は同じ)5,000円です(初回は刺激部位の決定がありますので30分程度がかかります)。当院ではrTMSについて、効果が早く大きいことや副作用の少なさから、多くの方に試して頂きたい治療であると考えています。なるべくご負担を軽減し、お役に立ちたいと思います。
お支払いは現金・電子決済・カードが利用可能です。
<よくある質問>
Q:「自分の症状で行えるだろうか?」
A: 気分の落ち込み(うつ症状・意欲の低下)や不安が強い場合に適応になることが多いです。ADHDについて問い合わせを頂くことも多いのですが、効果のあるという証拠がまだ不十分であると思われます。確かに集中力の向上などの効果を実感される症例もあるので無効とは言えませんが、当院では適応は限定的と考えています。実施可能と判断するかは全体的な症状を伺いしてから判断させてください。お気軽に医師か、受付にご相談ください。
Q:「何回も来なければ行けないのだろうか?」
A: できるだけ連続した治療が望ましいとされています。
調整は可能ですので、ご相談ください。
Q:「保険は適応にならないのだろうか?」
A: 保険適応では実施できる条件に厳しい制約があり、全国で自由診療が選ばれる理由となっております。
できるだけこの治療のメリットを生かし、ご負担を軽減するため、保険診療に近い料金設定で、柔軟に対応できる自由診療を行っております。
<TMS/ニューロモデュレーション関連の論文紹介>
大規模なうつ病登録資料で見たTMS(経頭蓋磁気刺激療法)の臨床的転帰(効果)
経頭蓋磁気刺激(TMS)でうつ病を治療した患者の臨床経過
Closed-loop neuromodulation in an individual with treatment-resistant depression
治療抵抗性うつの症例に対する閉鎖回路神経制御の効果
・うつ病に伴う不安に対してTMS機器の使用がアメリカで承認された
FDA Clears BrainsWay Deep TMS™ System for Decreasing Anxiety Symptoms in Depressed Patients
うつ病における不安症状軽減を目的とした深部TMS機器の使用をFDAが承認
8の字コイル(標準的)TMSとH1コイル(深い)TMSでうつ病に対する効果がどのように異なるか
アルコール依存症に対する反復経頭蓋磁気刺激の効果